季節外れの 戌の満水 と 田切り
戌の満水で、感じたことが見つかったので記録のつもりで
当地、東御市での戌の満水の様子は当時の上田の問屋日記に記載がある。
10km離れた上田で朝、東から「大変大きな音が聞こえた」とあります、山津波で山の崩壊と思われ、大きな石を含んだ土石流です。
その土石流の跡は現在でも石だらけで耕地にならず石だらけの雑木林として残っています。
ここから5km程離れた小諸も500人を超える死者がでたのですが、水が出た中沢川周辺を見ても大きな石は見当たりません。 小諸城三の門も押し流されたのですが大きな石は見当たりません。
小諸は浅間山の火山灰の体積地なので、元々大きな石は無いのです、この点が東御市の被害と小諸市の被害の大きな相違点です。
小諸周辺には「田切り」と言われる独特の地形があります。
川の周りには田んぼがあり挟むように火山灰の切り立った壁があります。
降り積もった火山灰を川が長年に渡り浸食し本来の地面がでて田んぼとなります。
そして残った台地は水が無いので畑や人家となっています。
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