バリL ローラーインダクター 修理 (2)

　先日に続き,2個目のローラーインダクターをメンテナンスしました。
物置に置かれていたので、腐食がありローラー抑えのスプリングが片方ありません。
次の画像がメンテナンス前です、銀メッキ線は独特の酸化により薄暗くなっておりました。
ローラー周辺も抑えのスプリングが欠損し使用不能の状態です。

まずは分解から、撮影しながら慎重に作業。
コイル部分を取り出します。　　　少々発熱によると思われる銀メッキ線の変色があります。

さあ、重曹風呂の始まり始まり！容器に重曹をたっぷり入れます。　　　銀の変色除去には重曹が良いです。
　

お湯を入れると化学反応が始まりました。　泡風呂！

次はマジックリンでの超音波洗浄です。　　小物を洗浄する洗浄機ですがレストアには誠に便利なツールです。

ピッカ　ピッカです。

割れたステアタイトを接着してあったところが外れました。　

エポキシ系接着剤で2液を時間をかけてしつかり練ってから塗布します。
練が足りないと強度不足になります。

コメリ資材館でスプリングを調達、サイズがぴったり合いました。