K氏を悼んで
先日、知り合いのK氏が82歳で亡くなられた。
K氏と知り合ったきっかけは仕事での顧客のお一人でした。
風貌は地方では珍しいダンディな紳士、お仕事は損害保険の支店長。
東京での出世から親元での生活を選び、大変な実務の中で趣味に生きた方でした。
葬儀の会場でK氏のカメラ・コレクションが披露されておりました。
紳士としての持ち物はカメラ, 時計、筆記用具、洋服、靴と東京暮らしが長かったせいですね、とてもハイセンスでした。
ドイツ製の高級掛け時計を納める際だったと思いますがK氏のお宅を訪問しました。
そこで見たK氏の趣味のオーディオ・ルームは素晴らしい音がしておりました。
ダイヤトーンのモニターを中心に様々なアンプやプレーヤーが並んでおりました。
スピーカーもかなりの本数が揃い、ジャンルにより切り替えるとのことでした。
その後、私は退職しましたが、お付き合いは続き、我が家にもきていただきました。
私より15歳年上ですが常に新しいことに挑戦するK氏のPCやネット接続などを私がお世話しました。
ある日、訪問すると「佐藤さん、良かったら使ってください!」といただいたのが,TANNOYのスピーカーです。
きっとあの世でもカメラいじりながら好きなレコードをかけてるんでしょうね。
冥福をお祈り申し上げます。
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