30mBANDのバーチカルアンテナ製作メモ
先日の30mBANDのバーチカルアンテナ製作&調整メモ
① まず、正確に共振したアルミパイプエレメントを作る、TOWERの基に45°に傾けたエレメントとTOWERアース端子間(接地抵抗3.2Ω)にMFJ-259Bを接続し共振点(X=0)の周波数を10.123MHzに調整。(この作業以降はエレメント長は絶対動かさない)
② 地上高2mにバーチカル・エレメントを設置した。
③ 1本目のラジアルを設置。
エレメントにラジアルを接続(MFJ-259Bを接続し10.125MHzで共振点(X=0) にする。 インピーダンスは 32Ω前後となる。 ( SWRは1.5前後 )
④ 2本目以降のラジアル
1本目のラジアルに加えて2本目を接続し③の要領で調整したラジアルを接続。
⑤ 今回3本のラジアルを接続した時点のインピーダンスが R=25Ω X=0Ωとなった。 Qマッチもあるがγマッチを採用。 コンデンサー容量は130PFとなったので,同軸ケーブル8D2Vを利用した。 入念に調整しSWRは1.0となる。
( 同軸芯線と網線の間はかなりの高電圧になると思われるが1KWで送信しても異常なかった。 )
ポイント 今まではバーチカル・アンテナ調整の中でSWRに目を奪われ共振点を設計周波数から外してしまっていた。 エレメントを短くするとSWR表示は好転する、その短くした分はラジアルを長くする。この結果により電流最大点はエレメントで無くラジアルの中に存在することとなる。(センターオフ給電と同じ) ラジアルを使用せず地中のアースを使う場合は地中にエレメントが潜る結果となる。 それを防ぐにはまずはアンテナの共振周波数(X=0Ω) を設計周波数に合わせ、エレメント長は動かさない、 インピーダンス調整は後に処理する。
これにより給電点が電流最大点となる。
(あくまでも私の実験のメモで理論と合わない点もあると思われるが、さらの勉強してきます。)
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コメント
調整方法は正解ですね。ラジアルの張り方が分かりませんが私の経験では、給電点地上高50㎝以上ですと、ラジアルの先端を給電点地上高より低くすればインピーダンスが上がります。マッチングセクションは不要になるかも知れません。
投稿: ja3apu | 2012年6月26日 (火) 06時17分
JA3APU de JA0CRI
こんにちは! アンテナいじりには良い天気続きます。
いままでは、ラジアルを追加する度に共振点が動き難儀しておりました。 おかげさまでバーチカル・アンテナでのひと山を越えた気がします。 簡単そうで難しいのが面白い!
投稿: JAφCRI | 2012年6月26日 (火) 10時04分
こんにちは。 初めまして 相馬の青田といいます。
素朴な質問ですが、エレメントを長くして、ラジアルを短くすると電流最大値は高くなり、又Zも50オーム
になるところが有るのでしょうか?
自分で実験もせず、問い合わせは図々しいですね。
さらに疑問 GPを作るより垂直DPの方が簡単ですが、飛びの方はいかがな物でしょうか?
10MHzの経験が無いですが、ローバンドが暇で、浮気しようかと計画してますので宜しくお願いします。
投稿: 青田 | 2012年6月27日 (水) 16時20分
こんにちは! そのとうりです。
MMANAで検証が可能です、近日中にこのブログに書いてみます。 センターオフ給電のダイポールと同じ原理です。
垂直DPもMMANAで検証可能です。
LOW-BANDは秋までお休み状態なので、私はアンテナで遊んでおります。
投稿: JAφCRI | 2012年6月27日 (水) 23時17分