バーチカル・アンテナのお勉強(2)
ここで、昨年までの実験で苦しんだ疑問、エレメントとアースとの関係の事です。
バーチカルはλ/4とアースとの間に給電します。 このエレメントの長さですが
エレメントが短いとλ/4のエレメントが地中に入り込みます、長いと反対にアースから上に電流最大点が上がります。 これは実験した方でないとわからないと思いますが、バーチカルアンテナは共振周波数の確定が難しいのです。
アンテナが共振状態では給電点ではリアンクタンスが0になり、高周波電流も最大となります。 教科書に書いてあるのは給電点から即接地点にアース側が接続されますが現状ではラジアルであったり接地点までに繋がるワイヤーなどがあるので正確に共振周波数の把握ができません。
今回私は、ラジエータをタワーの基(アースの終結地点で5Ω程度の接地抵抗)を接地点と決め、ラジエータを45度程度に傾けてMFJ-459Bを接続し共振周波数を計測しながら10.130MHzに共振周波数を調整しました。
垂直から斜めと多少の誤差は出ると思われますが、少なくともエレメントが短い状態にはなりません。
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