クワドレチャ・ハイブリッドの調整
http://susuwatari.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/10mhz-7f4e.html
で制作したハイブリッドをケーシングし、実用化を目指した。
クワドレチャ・ハイブリッド設計
周波数 10.120MHz
インピーダンス 50Ω
計算値
コイル 0.79μH
コンデンサ 157PF
実測・線間静電容量 41PF
使用コンデンサ容量=157PF- 41PF=116PFとなった。
実際はコイル・コンデンサにも誤差がでるが今回もLCメーターで確実に測定しながら組み立てた。 クワドレチャ・ハイブリッドは峡帯域トランスなのでどこに共振点があるか今まで測定したことが無かったがトライして見た。
終わってしまえば簡単なのだが下記のとうり
① MF-259Bを使用する。
② 吸収用ダミーは接続する
③ 出力アンテナ端子はなにも接続せずオープン
この状態でクワドレチャ・ハイブリッドのSWRを計測する。
入力された高周波はダミーを接続して無いので総て吸収用ダミーに流れ込む
使用周波数でSWRが1になることを確認。
使用コンデンサの容量は117PFとなり計算値と一致した。
50Ωダミーロードを2本接続し
テクトロ2現象シンクロにより位相の90度を目視で確認。
問題点は -90度出力に比べ0度出力電圧が約7%程低い、原因は不明。
コイルの性能でのレベル差かとも思われるが、今後精査が必要
アンテナを接続した時点で計測しないとダミーでの計測は不要かも知れない。
こんなことを深夜まで調整していたので朝は早起ききず。
80mのS9DXが凄いパイルだったとの情報、それでもこのような実験が楽しくてやめられません!
暖かい日を見つけてフェーズド・アレーを再度実験しよう。
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