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2011年2月 7日 (月)

10MHz 2element 5/8λ Phased Array 成功!

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P1010275  昨日、予ねてから製作中の 5/8λ Phased Array antenna
の性能計測をしました。
200m離れた場所に10.135MHzのmini送信機とヘリカル・アンテナを設置し受信入力にATTを入れての計測です。
フェーズドアレーのFB比は約11db 、ゲインは20m高のRDPと比較して約3dbと計測し目標のRDPを超えました。
FB比はMMANAの結果とマッチしました。(下記にMMANAのデータあり)
非常に嬉しいです。

5/8λアンテナの給電インピーダンスは150Ω以上あり当然に直接同軸を接続できませんのでマッチング回路を入れることになります。 それにはLCを使用するので4SQ等の位相給電アンテナでは「位相が合わなくなり動作しない」というのが定説です。
このアンテナを考えた時にこの位相差の問題については問題無いはずとの仮設を立て、シュミレーションしたMMANAでも良い結果が出て実験することとしました。

5/8λバーチカル・アンテナは単独でもゲインがあり、バーチカルの宿命、アースの呪縛から避けられ、ゲイン・アップも図れ2エレにすることにより更にゲインを稼げると考えます。

今回、2エレでは私の仮説が証明されたと思います。
下記はMMANAでのパターン。
1_3

備忘録
ポイント
①正確なエレメント長の調整(5/8λを計算すると約17.5mとなるが、これをMFJ-259Bで直接計測できないので、モノポール・アンテナでは4.05MHzに共振するのでそれに合せた。
②ラジエターの共振はバンドの中心にありSWRも充分マッチング回路で下げること、マッチング回路のLC供に大方同じ容量になることを確認すること。(アンテナのマッチングズレは内部のダミーロードに流れて消費されSWR計には表れないので注意が必要)
③ アースは張り巡らせてあるアースマットに接続、また1/4λのラジアルを4本接続した、ラジアルは給電点からMFJ-259Bで共振点を10.120に合せた。

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