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1989 VE3RFがQSTに掲載、そしてJR1TER JE1HPT両氏が抄訳しCQ誌1989、1月の技術展望に発表された「地上高のあるバーチカル・アンテナの特性」です。一言でいうとエレベーテッド・ラジアルの論文です。スクラップしてあった記事、B5をA3にコピーしての検討しです。 (どうも細かい字を見ているとやる気が失せるし書き込みができるので!)
この論文とNBNさんの情報からフェーズド・アレーの地上高を上げて見ようと決心しました。
投稿者 さとう 時刻 09時36分 アンテナ Antenna | 固定リンク | 0
おはようございます。
迷いの迷路にはまっておられるようですね。 高さを上げることも打開策の一つではありますが、
それは、アンテナの近くに障害物があって、 それを越さないと向こうへ飛んでいかない場合です。
アース回路は、アンテナの高さとは関係せず、 地面内の導電状態の問題です。
また、水平系のアンテナと同じ問題も生じます。 1本ラジアル線の場合、地面近くだと 地面内イメージでキャンセルされますので 不要な放射がありませんが
ラジアル線が中途半端に高い、波長の10分の1以上 では、低いDPと同じく、高打上角度の電波放射が支配的となります。
結果、ローカルのみんなには、「強いですね」と 褒めてもらえますが、遠距離方面の輻射は、 その分低下することになります。
今回、ブログでアース回路理論の重要なヒント を記しました。
答えは、それを見て探して下さい。
投稿: kuro | 2009年11月 2日 (月) 10時12分
少し、前回の内容を補足訂正させて下さい。
波長1/10というのは、 地面内のイメージとの間の距離です。
従って、地面からは、1/20λとなって λ=80mならば、h=4m高程度となります。
この根拠は、平行給電線から漏れる電磁波強度の 算定基準から求めたものとなっています。 伝送回路本で確認してみて下さい。
また、DXing本の中で、 1本ラジアルの項目があり、 同じ高さで、120本ラジアル線と性能が同じと 書いてありますが、その根拠に疑問を呈します。
まず、1/4λとなる有限長のアースからは、 低打上角度の放射は、理論的に在りません。 (アンテナがわかる本 冊子を参照)
また、このことは、クリエイトアンテナの CV48の取説にも、実際の放射パターン図入りで 説明があります。 (グラウンド接地方式とGP方式での動作の違い)
これらからもわかることは、 DX向け低放射角度が必要ならば、 無限長となる地面を利用するのが 最良の手段と解ります。
投稿: kuro | 2009年11月 5日 (木) 10時24分
ちょっと誤った方向へ向いていきそうでしたので、 今回は、ずばり解答を書いてしまいました。
本当は、ご自分でこれを習得されることが望ましいと思います。
それには、実験だけに頼るのでは無くて、 正しい理論知識と照らしながら実験を進める必要があります。
極論を言えば、アンテナはどのようなものであろうと それなりに動作するのであれば、 電波は世界中のどこまでも飛びます。
地球一周でもわずか36000kmしかないのですから、電波の性質から当たり前のことです。
従って、どこと交信出来たかはあまり意味をなしません。 それよりは、比較する基準アンテナを正しく用意した上で、このアンテナとの比較を行います。
この場合、受信機のSメータ比較では、本当は正しい測定方法にはなりません。 (目安程度にはなります。)
理由は、AGCが働くからです。 受信機AGCをオフとして、低周波出力にレベル計と8Ω終端負荷を使用して行います。
これらも国家試験でいう「高周波測定」教科書に載っていますので確認してみて下さい。
投稿: kuro | 2009年11月 6日 (金) 09時14分
KUROさん! ありがとうございます。 そうですね、今特にアンテナとして問題としている点は受信性能です。 送信はPOWERで押せばなんとか飛んでゆきます。 当然ですがLOW-BANDでも聞こえない局とのQSOは不可能です。現在使用中のスローパーアンテナを受信の基準として比較しております。 又常設ではないですが、1km程離れた場所から昼間電波をだしてFB比の計測をしております。 アースとラジアルの実地で検証を進めて見たいと考えております。1本が良いのか4本、又それ以上か、アース単独が良いのか。国内の信号がグット抑えられ、低い角度で侵入する近くてもEUの電波を捉えられるアンテナにしなければなりません。
投稿: JAφCRI | 2009年11月 7日 (土) 10時29分
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おはようございます。
迷いの迷路にはまっておられるようですね。
高さを上げることも打開策の一つではありますが、
それは、アンテナの近くに障害物があって、
それを越さないと向こうへ飛んでいかない場合です。
アース回路は、アンテナの高さとは関係せず、
地面内の導電状態の問題です。
また、水平系のアンテナと同じ問題も生じます。
1本ラジアル線の場合、地面近くだと
地面内イメージでキャンセルされますので
不要な放射がありませんが
ラジアル線が中途半端に高い、波長の10分の1以上
では、低いDPと同じく、高打上角度の電波放射が支配的となります。
結果、ローカルのみんなには、「強いですね」と
褒めてもらえますが、遠距離方面の輻射は、
その分低下することになります。
今回、ブログでアース回路理論の重要なヒント
を記しました。
答えは、それを見て探して下さい。
投稿: kuro | 2009年11月 2日 (月) 10時12分
少し、前回の内容を補足訂正させて下さい。
波長1/10というのは、
地面内のイメージとの間の距離です。
従って、地面からは、1/20λとなって
λ=80mならば、h=4m高程度となります。
この根拠は、平行給電線から漏れる電磁波強度の
算定基準から求めたものとなっています。
伝送回路本で確認してみて下さい。
また、DXing本の中で、
1本ラジアルの項目があり、
同じ高さで、120本ラジアル線と性能が同じと
書いてありますが、その根拠に疑問を呈します。
まず、1/4λとなる有限長のアースからは、
低打上角度の放射は、理論的に在りません。
(アンテナがわかる本 冊子を参照)
また、このことは、クリエイトアンテナの
CV48の取説にも、実際の放射パターン図入りで
説明があります。
(グラウンド接地方式とGP方式での動作の違い)
これらからもわかることは、
DX向け低放射角度が必要ならば、
無限長となる地面を利用するのが
最良の手段と解ります。
投稿: kuro | 2009年11月 5日 (木) 10時24分
おはようございます。
ちょっと誤った方向へ向いていきそうでしたので、
今回は、ずばり解答を書いてしまいました。
本当は、ご自分でこれを習得されることが望ましいと思います。
それには、実験だけに頼るのでは無くて、
正しい理論知識と照らしながら実験を進める必要があります。
極論を言えば、アンテナはどのようなものであろうと
それなりに動作するのであれば、
電波は世界中のどこまでも飛びます。
地球一周でもわずか36000kmしかないのですから、電波の性質から当たり前のことです。
従って、どこと交信出来たかはあまり意味をなしません。
それよりは、比較する基準アンテナを正しく用意した上で、このアンテナとの比較を行います。
この場合、受信機のSメータ比較では、本当は正しい測定方法にはなりません。
(目安程度にはなります。)
理由は、AGCが働くからです。
受信機AGCをオフとして、低周波出力にレベル計と8Ω終端負荷を使用して行います。
これらも国家試験でいう「高周波測定」教科書に載っていますので確認してみて下さい。
投稿: kuro | 2009年11月 6日 (金) 09時14分
KUROさん! ありがとうございます。
そうですね、今特にアンテナとして問題としている点は受信性能です。
送信はPOWERで押せばなんとか飛んでゆきます。
当然ですがLOW-BANDでも聞こえない局とのQSOは不可能です。現在使用中のスローパーアンテナを受信の基準として比較しております。 又常設ではないですが、1km程離れた場所から昼間電波をだしてFB比の計測をしております。
アースとラジアルの実地で検証を進めて見たいと考えております。1本が良いのか4本、又それ以上か、アース単独が良いのか。国内の信号がグット抑えられ、低い角度で侵入する近くてもEUの電波を捉えられるアンテナにしなければなりません。
投稿: JAφCRI | 2009年11月 7日 (土) 10時29分