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2007年8月10日 (金)

TS-830Sのレストア(2)

P1010014 夏枯れ感のDXですが、10日間ほどかけてTS-830SのVFOのドリフト退治(周波数変動)をしました。数ヶ月前のレストア開始時の症状は限りなく下がる発振周波数をなんとか押さえ込もうと対策。通常使用で問題無いドリフトにしましたが、今回再検査してみると10時間で600Hz程のドリフトを検出。

対策の内容。

コールドスタートから電源投入後の真空管等での本体の温度上昇によるドリフトを押さえます。 十数回にわたりデータをとり仮説をたててコンデンサーの温度特性と容量を考えVFOの温度補償コンデンサーを交換します。 10PF150PPMを10PF 0PPM に交換し、昨晩コールドスタート(PM 10:24 筐体温度 28.4℃) 3.550.0MHz でスタート。 十数分で 100Hz ダウン。 その後 3.550.0に戻る。 AM 01:55 3.550.0   31.2℃.

今朝 10:49  12時間経過 筐体温度 34.5℃  周波数 3.550.1MHz  ドリフト量 ±100Hz と最高の結果を測定しドリフト対策を終了した。

今後は入手済みのセラミックフイルタ・クリスタルフイルタ等を交換しラグチュウー用HifISSBに挑戦する予定です。

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