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2006年11月15日 (水)

インターフェア対策( 1 )

Fil2  受信側のインターフェア対策が始まりました。

総合通信局からのリクエストで、隣接する家屋全戸と50m以内の10戸程度 の電波障害の調査表の提出があります。

当地では、40%ほどがCATV導入されています。

幸いなことにTVの電界は強電界地域です。(美ヶ原 約20Km)。

画像は 以前製作したJF1DMQ 山村英穂氏の発表された 傑作 デジタルRF電流計です。

このRF電流計出現以前は闇雲に対策をしており、インターフェアを数字として捉え対策することができるようになり、様々な対策を科学的にすることができるようになりました。

TVが使用する周波数とアマチュア無線の周波数は違うので通常はテレビ側のチューナーで阻止できるのですが、レベルを超えると障害を起こす可能性がでてきます。

下記のフイルターはTVの入力端子とTVアンテナの間に挿入すると、アンテナに乗ってきたTV電波以外の不要なRF電流(この場合は私の送信機からの電波)をカットできるのです。

Fil1  14MHz TL-922 1500W入力時
測定TV SONYの10型トリニトロンTV(KV-10PR1
VHFアンテナ入力コネクタ付近で計測

デジタルRF電流計
測定値
対策FILTERなし 122mV
①バーアンテナ用フェライトコア
1.5D2V 13ターン
 21mV
②FT241 #43
1.5D2V 15ターン
 1.3mV
③FT140 #43
1.5D2V 10ターン
 6.4mV
④FT140 #43
1.5D2V 16ターン
 0.8mV
(未対策の0.6%の数値)

CQ誌等紹介されているバーアンテナ用フェライトコアは最適周波数が低く(0.2~2MHz用)    HF用に使用するのは問題があるようです。

ご近所皆さんにはフイルタを④仕様でたくさん作り、障害が有る無しに関わらず予防的な考えで、充分ご理解を頂いてテレビに取り付けさせていただく予定です。

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