SEIKO メカニカルウオッチの資料
㈱服部時計店( SEIKO)の1968年のウオッチ技術解説書(115ページ)と1971年のファイブスポーツ・スピードタイマー(34ページ)の修理ハンドブックです。
このような当時の資料は大変少なく、私たちビキナー時計師には最高の資料です。
この本の書き込み内容から、時計屋さんを集めて開催された技術講習会での資料のようです。
1968年というと機械式時計真っ只中、高級品はグランド・キング 普及品はセイコー5という時代です。
通常はSEIKOから新しいキャリバーが発売されると修理に必要な分解図を含めたアフターサービス用の詳細なデータが供給されておりました。
この2冊には代表的なキャリバーの技術解説と全般的なケース等の外装のデータ、またタイムグラファなどでのテン輪の片重りの取り方、内端カーブの説明等の 「高精度の時間調整法」も記載され 匠の時計師 勉強中のとても良い資料となりました。
これによりセイコーのクロノグラフの資料も入手できましたので、スピードタイマーのオーバーホールにも挑戦したいと思います。
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